TOEIC Part2 応答問題のひっかけパターンを解説 その③

TOEIC Part2 応答問題 ひっかけパターン

TOEIC Part2 応答問題は短い発話に対して、最も自然な返答を選ぶ問題です。そうです、音声だけが解答のヒントになるのです。そこを利用したよくあるひっかけパターンをご紹介します。全3回の最後の記事です。

✔ この記事の信頼度

この記事を書いているのは、独学でTOEIC450点から900点越えを達成したTEI-jiroです。英語とは全く縁のない会社で働きながら達成しました。点数UPの過程で自ら体験、会得した本当に使えるノウハウを丁寧に解説します。

✔ 応答問題でよくあるパターン

その③ 回答してなくない?!

似たような単語が出てきたり、直接的な回答じゃない返答もあるんだということをその①と②で学びましたが、これらはちゃんと質問文に対して解を提示できていました。しかし、Part2応答問題には、しっかり答えていないパターンもあるのです。これも例題を確認しましょう。

これもまたTOEICが大好きなパターンです。早速例題を確認していきましょう。さあ今回もよくあるテスト中のひとコマです。

応答問題でよくある出題例

例 Q. Sorry for the short notice, but can you attend tomorrow morning’s sales meeting?

(A) It is a small meeting of 2 or 3 people.

(B) We will announce our sales results next week.

(C) Let me check my schedule.

応答問題で点数が低い人の心理状態

さて、まだ点数が低いころの筆者の心理状態を紹介しましょう。あなたも似たような経験はありませんか?

問題文が流れる・・・「お、聞き取れたぞ!セールスミーティングに出席できるか聞かれたな。よし、選択肢から”可能”か”不可能”か答えてる単語を探しながら聴こう。」

(A)の音声が流れる・・・「ミーティングって単語は聞こえたけど、参加できるできないの話はしてないな。ミーティングって単語で選ばせようとしているな。その手には乗らないぞ。これはちがう!」

(B)の音声が流れる・・・「アナウンスとセールスって聞こえたな。これも”可能”とか”不可能”か答えてないな。じゃあ正解はCかな」

(C)の音声が流れる・・・「え、セジュール? これも答えてないじゃん! やべ、AかBで聴き逃したか。もうAもBもあんまり覚えてないけど、Aではなかったし、CでもなさそうだからBにしておこう!」

といった感じでまんまと引っかかっていたのです。

いかがですか?身に覚えはありませんか?

応答問題のひっかけ構造を確認しましょう

さて問題文は「急でごめんだけど、明日の営業会議出られる?」という、概ね予想通りの内容です。では各選択肢はどうでしょうか。

まず(A)は「2、3人の小さな会議です」という意味で、ミーティングという問題文にある単語は出てきますが、応答としては不自然です。これがひっかけだと見抜けているのはよい判断ですね。

続いて(B)は「来週営業実績を発表する予定なんだ」という意味で、質問側が続けてしゃべる内容ならば自然ですが、応答として不自然すぎます。

最後に(C)は「ちょっと予定を確認させて」という意味です。出席できるかどうかを明確に答えていないものの、問題文の応答としてはよくある自然な返答です。したがって正解は(C)となります。

このパターンのポイントは回答していないところです。回答の先延ばしですね。確かに私たちの日常会話でも登場しますよね。

もう一度整理すると、問題文を聴きとれた瞬間に「はい、大丈夫ですよ」とか「ちょっと別の会議があるから無理」といった選択肢予想させます。そして、そんな選択肢は出さないという構造になっています。またまた悔しいですが、うまいことできてますねーw

ちなみにTOEICでリスニングで出てくる”schedule”は、もれなく”セジュール”に聞こえますw

まとめ

さて今回は応答問題のよくあるひっかけその③をご紹介しました。あなたにも身に覚えがありませんか? こういったひっかけを一つでも多く知っていれば、TOEIC本番での心構えが変わります。これ以外にもよくあるひっかけを紹介していますので、そちらも学んでぜひ得点力を上げていきましょう。継続な力なり!

この記事を書いた人

TEI-jiro

・注文住宅づくりを一から経験。家族に土地家屋調査士あり。

・TOEIC900点越え。効果的な勉強方法のノウハウあり。

・新卒リクルーター経験8年。ES・履歴書の添削実績多数。

            ・プログラミング知識あり。会社内で自動化ツールを多数作成。

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