【成功例】新築 間取り決めのとっておきの方法

間取り

新築の間取り決めってなかなか終わらないですよね。そんなときに使える、とっておきの方法をご紹介します。この方法で我が家も、スムーズな家づくりができましたし、いまの間取りに大変満足しています。

✔ 新築 間取り決めの手順

家づくりのコンセプトを定義する

ミッションを定義する

行動指針を決める

具体的な間取り案を作る

シミュレーションしてみる

1.家づくりのコンセプトを定義する

まずはなぜ家をつくろうと思ったのか考えてみましょう。「趣味が楽しめる家」や「子供たちが遊びまわれる家」、「家事のしやすい家」などあなたと家族が実現したいことを定義しましょう。

コンセプトなんてたいそうなものはないんですが、ここはなんとなくのイメージだけ持っている程度でいいですか?

ん~。。 あまりおすすめしないなぁ。

え、そんなに大事なことなんですか?コンセプトって。

最重要といってもいいね。家づくりでいろんなことを決めていくんだけど、複数の選択肢で迷うときが必ず訪れる。そんなときにコンセプトがあると、ぶれない家づくりができるんだ。

こぼれ話

ちなみに我が家のコンセプトは「永く暮らせる家」でした。

とても平凡に見えますが、すごく切実に願っていた理想像だったのです。我が家はそれまで、何件か賃貸アパートにお世話になっていました。最上階に住んでいた時は、空調がなかなか効かず電気代が大変なことに。また駐車場から部屋までの距離もつらかったです。重い荷物を運んだり、寝ている子供を起こさないように抱っこして階段を上るのは結構な重労働でした。

さらに賃貸ならではですが、他の住民とのトラブルにもビクビクしながら廊下を歩いている時期もありました。このような不満が生まれるたびに、より良い部屋を求めて転居していたのです。

だからこそ「永く暮らせる家」を作りたかったわけです。

2.ミッションを定義する

次はコンセプトを実現するためのミッションを作ります。我が家の「永く暮らせる家」を例にミッションを作ってみましょう。

永く暮らすを言い換えて、「こんな家さっさと引っ越したいと思わない家」はどんな家か考えてみます。ここではあまり具体的なモノは書きません。3つくらいの広い範囲を網羅する言葉にするのがお勧めです。

我が家の場合はこんな形になりました。

コンセプトとミッション

3つくらいに分けるのがちょうどいいね。そして、それぞれが互いに独立しているかどうか確認しておこう。このあとに作る、行動方針が書きやすくなるんだ。

3.行動指針を決める

行動指針と聞いて、なんだか難しいイメージをもってしまうかもしれません。しかし、やることとしては先ほどのミッションを決めるのと似ています。

今度は先ほど決めたミッションを達成するために、具体的にどんなことを用意しなければいけないか洗い出します。

たとえば「心地よい室内空間を造る」というミッションを達成しようとすれば、暑すぎても寒すぎても、ジメジメしていても乾燥していてもいけません。また見た目も重要です。モノがごちゃごちゃ溢れていたり、部屋が明るすぎてもリラックスできません。

こんな感じで具体的にやらなければならないことを洗い出します。残りのミッションについても考えてみると、このような構成になります。

行動指針

ここでは項目数の制限はありません。ミッションを達成するために必要なことは、思いつくまますべて書き出しましょう。

ここまで出来たら、ようやく具体的な間取り案を作っていきます。

4.具体的な間取り案を作る

ここからは具体的な生活を思い浮かべます。ここでは、例えば入浴について考えてみましょう。

行動指針と照らし合わせると、我が家の入浴に対する最優先指針は、「生活動線を短縮する」でした。他にも「快適な温度に保つ」も当てはまりましたが、正直なところ冬季以外は気になりません。一方、お風呂に入るまでの面倒くささは365日変わりません。そのため、「ぱっと入浴できるお風呂」を作ろうと思ったのです。

そこで我が家では、脱衣所の収納スペースを充実させました。下着やパジャマをクローゼットではなく、脱衣所にしまうことにしたのです。これによって、なんの準備もなく「ぱっとお風呂に入れる」ようになりました。子供がなにかこぼしてしまったりして、急にお風呂に入れたいときも、お風呂に直行できるのです。

ちょっとした面倒くさいを解消しただけなんだけど、想像以上に生活の質が向上したんだ。

たしかにこういう面倒くさいことを一つずつ無くしていくことは、結構効果的ですよね。

そうだよね。しかも、このアイディアは家事動線の短縮にも貢献したんだ。

家事目線での面倒くさいも解消できちゃったんですか?具体的にはどうやったんですか??

それについては別の記事で紹介しているから、ぜひ参考にしてみてね。

5.シミュレーションしてみる

ここまで説明した方法で、家全体の間取りを考えてみましょう。それがだいたい終わると、ある欲がわいてきます。実際の空間の広がりはどんな感じか、どれくらいの広さになるのか見たくなりませんか? 手書きで書いてみるのもよいですが、無料のアプリがあるのでぜひ活用しましょう。

我が家のおすすめは、マイホームクラウド。PCとスマホ両方で使えますが、PCのほうが操作性がよく使いやすいです。こちらのアプリは、作った間取りを3Dで見ることができます。また家具や家電も置けるので、実際の生活をリアルに想像できます。

さらに、ほかの人が作った間取りも見ることができるので、新しいアイディアを思いつく参考にしてもよいですね。

我が家もこのアプリで5~6通りの案を作ったんだ。最初につくったものをベースに、コピーして微修正を繰り返す感じででね。

理想の間取りを3Dで見られて、とても楽しいですね!なんだかいろいろやってみたくなってきました♪

いいねー。間取りづくりは家づくりで一番楽しいところかもしれない。家族でわいわい話しながら楽しく作ってみよう。

まとめ

最終的な間取り決定は、強度計算や構造上の制限もありますので、設計士の方と話し合って決めることになります。ただし、今回作ったような間取りは、たたき台としてとても役に立ちます。そういう間取りにしたい理由を話せば、プロとしての提案をしてもらいやすくなるのです。焦る必要はないのですが、なるべくスムーズな家づくりをするために、こちらのコンセプトを説明できる材料をしっかり作っておきましょう。そして、早く理想のマイホーム生活を始めましょう!

この記事を書いた人

TEI-jiro

・注文住宅づくりを一から経験。家族に土地家屋調査士あり。

・TOEIC900点越え。効果的な勉強方法のノウハウあり。

・新卒リクルーター経験8年。ES・履歴書の添削実績多数。

・プログラミング知識あり。会社内で自動化ツールを多数作成。

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