TOEIC Part2 応答問題は短い発話に対して、最も自然な返答を選ぶ問題です。そうです、音声だけが解答のヒントになるのです。そこを利用したよくあるひっかけパターンをご紹介します。前回に引き続きその②です。
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この記事を書いているのは、独学でTOEIC450点から900点越えを達成したTEI-jiroです。英語とは全く縁のない会社で働きながら達成しました。点数UPの過程で自ら体験、会得した本当に使えるノウハウを丁寧に解説します。
✔ 応答問題でよくあるパターン
その② 予想した単語が出てこない?!
さて今回もよくあるテスト中のひとコマです。
問題文を聞き取れたぞと思って、「こんな感じの返答が選択肢にあるかな」なんて余裕で構えていたら、なんだか確信の持てる選択肢はないものの、それっぽいものがあるから、とりあえずそれを選ぶ、なんて経験はありませんか?
これもまたTOEICが大好きなパターンです。早速例題を確認していきましょう。
応答問題でよくある出題例
例 Q. Do you know where the projector is?
(A)The project is progressing well.
(B) It’s a high-tech projector made in Japan.
(C) Tom used to use it at our last meeting.
応答問題で点数が低い人の心理状態
さて、まだ点数が低いころの筆者の心理状態を紹介しましょう。あなたも似たような経験はありませんか?
問題文が流れる・・・「お、聞き取れたぞ!プロジェクターがどこにあるか聞かれてるな。会議室とか机の上とか、それか引き出しの中とか場所を言ってくるんだろうな。よし、選択肢から場所の単語を探しながら聴こう。」
(A)の音声が流れる・・・「プロジェクトターっぽい単語が聞こえたな。場所じゃないけど、ひょっとして関係あるのかな。。。いいやっ、次!」
(B)の音声が流れる・・・「プロジェクターって言ったし、ジャパンって聞こえたぞ。そうかさっき問題文ではどこにあるか聴いてきたと思ったけど、どこで作られたのか聴いてきたのか。なるほど、あぶないあぶない。正解は(B)っぽいな。念のため、次も聴こう。(この時点でCは正解ではないだろうと思い込みながら聴き始める)」
(C)の音声が流れる・・・「あ、やっぱり場所の話も、プロジェクターの単語も出てこないから、これは違うっと。よし、正解は(B)」
といった感じでまんまと引っかかっていたのです。
いかがですか?身に覚えはありませんか?
応答問題のひっかけ構造を確認しましょう
さて問題文は「プロジェクターってどこだっけ?」という、予想通りの内容です。では各選択肢はどうでしょうか。
まず(A)は「このプロジェクトは順調に進んでいます」という意味で、プロジェクターに似た単語が出てきますが、応答としては不自然です。
(B)は「日本製の高性能プロジェクターだよ」という意味で、これまた質問に対しては不自然極まりない応答です。
最後に(C)は「さっきの会議でトムが使っていたよ」という意味です。どこにあるかは答えていないものの、問題文の応答としてはよくある自然な返答です。したがって正解は(C)となります。
このパターンのポイントは直接的な返答はしていないところです。
問題文を聴きとれた瞬間に「会議室だよ」とか「引き出しの中だよ」、「ジョンの机の上だよ」といったようなものが選択肢であるだろうと予想させておいて、そんな選択肢は出してくれないのです。悔しいですが、うまいことできてますねーw
まとめ
今回は応答問題のよくあるひっかけその②をご紹介しました。あなたにも身に覚えがありませんか? こういったひっかけを一つでも多く知っていれば、TOEIC本番での心構えが変わります。そして正解を選ぶ確率も上がりますので、ぜひ頭に入れておきましょう。次回は最後となるその③です。お見逃しなく!