TOEIC Part2 応答問題のひっかけパターンを解説 その①

TOEIC Part2 応答問題 ひっかけパターン

TOEIC Part2 応答問題は短い発話に対して、最も自然な返答を選ぶ問題です。そうです、音声だけが解答のヒントになるのです。そこを利用したよくあるひっかけパターンをご紹介します。全3回のうち本記事はその①です。

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この記事を書いているのは、独学でTOEIC450点から900点越えを達成したTEI-jiroです。英語とは全く縁のない会社で働きながら達成しました。点数UPの過程で自ら体験、会得した本当に使えるノウハウを丁寧に解説します。

✔ 応答問題でよくあるパターン

その① 選びたくなる音の単語がたくさん?!

前述のとおり、Part2の応答問題は短い文章で構成されています。そのため、キーワードとなる単語をキャッチできれば、比較的簡単に回答ができます。別のとらえ方をすると、一つ一つの単語が非常に強く印象に残る構造になっています。出題側はそこにひっかけを作ってくるのです。

代表的なパターンの1つ目が、質問文にある単語と同じまたは似た発音の単語を回答文に散りばめる手法です。以下の例を見てみましょう。

応答問題でよくある出題例

例 Q. When did you buy this book?

(A)There were books I couldn’t count.

(B) Dad bought it for me for my birthday this year.

(C) I will book it by tomorrow.

応答問題で点数が低い人の心理状態

さて、まだ点数が低いころの筆者の心理状態を紹介しましょう。あなたも似たような経験はありませんか?

問題文が流れる・・・「問題文でバイとブックって聞こえたぞ。本を買ったか聞かれたのか? よし、選択肢を聴いてみよう」

(A)の音声が流れる・・・「お、ブックスって言ったな。正解候補っと。」

(B)の音声が流れる・・・「なんか長いし、関連する言葉がなかったな。(B)は不正解っぽいな」

(C)の音声が流れる・・・「お!ブックとバイって言った!これが正解だ!」

といった感じでまんまと引っかかっていたのです。

いかがですか?身に覚えはありませんか?

応答問題のひっかけ構造を確認しましょう

さて、お気づきの通り「この本はいつ買ったの?」に対する最も自然な応答は、(B)の「今年の誕生日にパパが買ってくれたの」です。

もちろん今回のように文章が書かれていれば、なんてことない文章です。

しかし、いざ音声だけになると結構ダマされてしまうのです。

ちなみに(A)は「数えきれない本があったよ」の意味で、確かに「本」を意味する”books”が登場しますが、応答としては不自然です。

そして(C)は「明日までに予約しておきます」の意味で、これまた不自然な応答です。しかし”book”が登場するし、”buy”と同じ発音の”by”が出てきた瞬間、もっとも魅力的な選択肢になってしまうのです。

これらは同じ発音に聞こえるのに、意味が全く違ういわば「同音異義語」なのです。これを初見で聴き分けるのは難しい上に、TOEICはこのような手法がが大好きなのです。

今回の例題以外にも、coffeeとcopy、walkとwork、repairとpairといったような数多くの同音異義語があります。しかし痛いところついてくるなーw

まとめ

さて今回は応答問題のよくあるひっかけその①をご紹介しました。あなたにも身に覚えがありませんか? こういったひっかけを一つでも多く知っていれば、TOEIC本番での心構えが変わります。そして正解を選ぶ確率も上がりますので、ぜひ頭に入れておきましょう。続くその②、その③ともお見逃しなく!

この記事を書いた人

TEI-jiro

・注文住宅づくりを一から経験。家族に土地家屋調査士あり。

・TOEIC900点越え。効果的な勉強方法のノウハウあり。

・新卒リクルーター経験8年。ES・履歴書の添削実績多数。

            ・プログラミング知識あり。会社内で自動化ツールを多数作成。

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